俳優伊藤健太郎(23)が昨年10月、自動車運転処罰法違反(過失傷害)と道交法違反(ひき逃げ)の疑いで逮捕された件で、東京地検が25日、不起訴処分にした。伊藤はこの日、5カ月ぶりにインスタグラムを更新し「私の自覚のたりなさ、未熟さによって起こした交通事故のために、関係者、ファンの皆様に多大なるご迷惑ご心配をおかけしましたことを改めてお詫び申し上げます」と直筆謝罪文をアップ。けがをした被害者にも「改めてお詫びを申し上げます」とした。

昨年10月28日、東京都渋谷区の都道で車を運転中にバイクと衝突、男女2人にけがを負わせ、救護せず立ち去った疑いで警視庁に逮捕。同30日釈放され、任意捜査が続いていた。伊藤の弁護人は日刊スポーツの取材に対し、過失傷害については「被害者側と示談が成立した」と明かし、ひき逃げについては「その場を離れたのは事実。ただ、それは事故現場が交通量が多いので、現場に戻るために移動をしたということ。決して逃げたのではありません」と説明した。

伊藤は逮捕後、休業状態が続いている。関係者は今後について「(本人は)しっかりと反省した上で、俳優復帰をしたいと願っています」と話している。