来年度のNHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(三谷幸喜脚本、小栗旬主演)の第3次出演者が28日、同番組の公式ツイッターで発表され、矢柴俊博(49)の出演が明らかになった。後白河法皇の側近、平知康を演じる。大河出演は5度目。

矢柴は「大変光栄に感じております。お話を頂いた時点では存じ上げなかった、平知康。平は平でも平家とは違い、渋い存在なのかと個人的にはシンパシーを感じましたが、歴史上にも平家物語にも折々顔を出す、ひと癖ふた癖ある曲者なのだとご説明を頂きまして。今は畏怖の念のようなものが湧いています。後白河法皇の側近ということで法皇様と深くつながりつつ、したたかに内乱の世を渡り歩いていければと思っております!」とコメントした。

主演の小栗旬のほか、これまでに菅田将暉、小林隆、中村獅童、宮沢りえ、大泉洋、新垣結衣、佐藤浩市、西田敏行らの出演が発表。27日には、第3次出演者として田中泯、江口のりこ、八嶋智人、佐藤B作、鈴木京香の出演が明らかになっている。

この日も公式ツイッターで新たな出演者が随時告知され、「大姫のフィアンセ」木曽義高役の歌舞伎俳優市川染五郎(16)、「北条を支える武士」仁田忠常役のティモンディ高岸宏行(28)、「佐藤二朗演じる比企能員のしたたかな妻、道」役の堀内敬子(49)の出演が発表された。染五郎、高岸、堀内は大河初出演となる。

合議制で政治が動いた鎌倉時代を舞台に、小栗演じる北条義時が幕府の最高権力者に上り詰める姿を描く。脚本は04年「新選組!」、16年「真田丸」に続く3作目の大河となる三谷幸喜氏が手掛ける。