東大卒のクイズプレーヤー・伊沢拓司(26)が日本テレビ系で放送される第41回全国高等学校クイズ選手権(高校生クイズ、放送日は調整中)にスペシャルパーソナリティーとして出演することが9日、分かった。

東京・開成高時代の10年~11年に大会連覇と史上初の個人連覇を果たしたレジェンドが、自身の立ち上げたクイズ集団「QuizKnock」とともに大会を盛り上げる。

スペシャルパーソナリティー就任について「最初に思ったのは『帰って来たな』と。僕にとって、クイズでしっかりとテレビに出たのは高校生クイズが初めてでしたし、ここで勝つために高校時代をささげてきたので、そういう意味では自分が青春を注いだものに後輩たちを応援させてもらえる立場で戻れたというのは、この上ない幸せですね」。続けて「クイズマニアとしての恥ずかしさというか、結構熱中してしまうタイプなので、『気を引き締めてやるぞ』という気持ちになっています」と思いを語った。

優勝したのは10年前だが、対戦相手との交流など、印象深いという。「今は仕事を一緒にしているメンバーにもその時出会ったメンバーが複数人いるので本当に自分にとって高校生クイズは原点ですね。思い出深い」。

今回のテーマは「ソウゾウ(想像×創造)脳」。テーマについて「個人的にはソウゾウというのはゼロから1を作る力ではなくて、0・1をいっぱい集めて新しい1を作る力だと思うので、むやみやたらと考えるのではなくて、高校生たちが積んできた16年ないし18年の人生の中の、それこそ知識や経験といったあらゆるパーツをかき集めて新しいものを作り上げてくれるようなところに期待したいなと思います」と期待した。

最後に「楽しく過ごせるメンバーで出てもらって、まずは全力でエンジョイして頂くというのがいいのかなと思います。今のうちから楽しむ想像をして頂いて高校生クイズをエンジョイできれば、10年20年と高校生クイズの思い出話で盛り上がれると思うので、まずは楽しむ心づもりだけもって大会に参加することが大事かなと思いますね」とアドバイスを送った。

大会は、昨年に続き、今年も予選はリモートで開催される。5月10日にエントリー開始しており、7月18日にスマートフォンによる予選を経て、8月に全国大会を実施する。