元乃木坂46で女優の桜井玲香(27)が、今秋公開の「シノノメ色の週末」(穐山茉由監督)で映画初主演を果たすことが18日、分かった。

三戸なつめ(31)岡崎紗絵(25)とともに、母校に集まり思い出をたどる女子たちを演じる。

同作が初の長編商業映画となる穐山監督が手掛けた、オリジナル脚本作品。取り壊しが決まった母校、篠の目女子高の校舎に「シノノメ女子放送クラブ」の部員だった3人が数年ぶりに集まる。桜井演じる大月美玲は、「黙っていればかわいい」とよく言われ、こびるのが苦手な性格。高校時代は読者モデルとして“イケてる”グループに属していたが、現在も続けるモデルの仕事は順調とは言えない。岡崎、三戸と再会し、週末のたびに何度も校舎を訪れるようになっていく。

小・中・高と女子校出身らしい上品さと、目鼻立ちがくっきりしたルックスが特長の桜井は、19年9月の乃木坂46卒業後は舞台を中心に活躍中。制作関係者は「ミュージカル『ダンス オブ ヴァンパイア』の歌と演技の素晴らしさに圧倒され、ぜひ映画でのお芝居を見てみたいと思いました」と起用理由を明かした。

桜井は「岡崎紗絵ちゃん、三戸なつめちゃんのおふたりがとてもすてきな方々で、ずっと笑っていた気がします」と撮影を振り返った。「映画初主演でどうなることかと不安もありましたが、周りの方々にたくさん支えていただき、みんなで一緒に作品を作れたことが、不安より楽しい記憶となりました」と感謝した。

◆桜井玲香(さくらい・れいか)1994年(平6)5月16日、神奈川県生まれ。11年8月に1期生として乃木坂46に加入し、「暫定キャプテン」期間を経て12年6月に初代キャプテンに就任。ファッション誌「CLASSY.」レギュラーモデル。156センチ。血液型A。