佐藤健(32)が4日、東京・丸の内ピカデリーで行われた主演映画「るろうに剣心 最終章 The Beginning」(大友啓史監督)初日舞台あいさつで、劇中で妻を演じた有村架純(28)とともに、着物姿で登壇した。そして「似合いますね」と有村を褒めた。有村も「ありがとうございます」と笑みを浮かべた。

この日は、イベントの前に4月23日に公開も、緊急事態宣言発出で同25日から5月31日まで都内の映画館が休業し、見られなかった「-The Final」大ヒット舞台あいさつも開催され、佐藤は同イベントではスーツ姿だった。佐藤は「別の映画を、同じ日に行う、珍しいことなので着替えようと」と涼しげに答えた。

佐藤は、鶯色の着物を着た有村に「歩き方がマスコットみたいで、かわいかった」と笑みを浮かべた。さらに、有村にその場で動くように言い、帯を見つめて「充電が切れかけたマスコットに見えてしょうがない。これを巻いたら、もっと元気になるんじゃないかと思って」と突っ込んだ。

「るろうに剣心 最終章」は「-The Beginning」と「-The Final」の2本で完結する。ともに18年11月にクランクインし、19年5月にクランクアップしたが、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて20年5月27日に公開の1年延期が決定。「-The Final」は今年4月23日、「-The Beginning」は4日に決まったが、4月25日に3度目の緊急事態宣言が発出されたため、それ以後は東京、大阪の映画館は休業し、全国では映画が見られない状態となっていた。

緊急事態宣言は5月12日に延長され、劇場や演芸場への休業要請は緩和されたものの、映画館への休業要請は続いた。同28日に再延長が決まった際、映画館への休業要請は緩和されたため、「-The Beginning」は全国で公開された。

「-The Beginning」では、語られることのなかった剣心の、ほおにある十字傷の謎に迫る物語を描く。剣心が妻だった雪代巴(ゆきしろ・ともえ=有村)と出会い、人を斬ることや人生について悩む中、巴を惨殺せざるを得なくなった中、なぜ十字傷がつき、残ってしまったかを描く物語。

この日は村上虹郎(24)江口洋介(53)北村一輝(51)が登壇した。