「笑顔で人々を幸せにする」女性を発掘するオーディション「美笑女グランプリ2021」決勝大会が12日、大阪・YES THEATERで開催され、大阪出身の山中菜々子さん(19)がグランプリを受賞した。

審査委員長の小籔千豊(47)から名前を読み上げられ、山中さんは「うれしいです。死にそう」と喜んだ。この日が決勝大会という実感はなかったが「ここ(会場)に着いてから、吐きそうなくらい緊張しました」と振り返った。

山中さんは特技審査で、中学1年から始めたというチアダンスを披露。現在は大学2年生で、キッズチアのインストラクターとしても活動している。

最終審査の「10年後の自分への手紙の朗読」では「芸人さんと一緒に仕事がしたい」とつづった。新型コロナウイルス禍の前は、月に3、4回ほど漫才を見に来ていたといい、好きな芸人には、令和喜多みな実、爛々、祗園、見取り図、アインシュタインを挙げた。自己紹介動画では、コウテイ下田真生の顔マネも披露した。

バラエティータレントに興味があり、今後の夢は「芸人さんが大好きなので、一緒にお仕事ができるように頑張りたい」と語った。

審査委員長の小籔は「自分はカスやと思って努力を続けること」と、芸能界の先輩としてアドバイスを送った。審査員は、タレントのりゅうちぇる(25)女優のすみれ(30)らが務めた。

同グランプリは19年に初開催。昨年は新型コロナウイルスの影響で延期となっていた。山中さんは「去年はエントリーしていなくて、今回頑張ってエントリーしてよかったです」と話した。

今大会は総エントリー数1162人。TikTok動画などの審査を経て、9人が決勝大会へと進出。準グランプリは西あげはさん(14)。堀口叶夢(かのん)さん(20)と愛叶(まなか)さん(19)の姉妹が審査員特別賞に選ばれた。