乃木坂46松村沙友理(28)の卒業コンサートが23日、横浜アリーナで開催された。11年8月に加入した1期生で、これまで発売された27枚のシングル全てで選抜入りを果たしている、中心メンバーの1人。17年に卒業して引退した橋本奈々未さん(28)、昨年卒業した白石麻衣(28)と同い年の人気メンバー3人で「御三家」と呼ばれ、ファンから親しまれていた。

松村が「やりたいことを全て詰め込ませてもらいました」というこの日のライブでは、「御三家」への思いを表現したような演出もあった。中盤、「御三家」3人のユニット曲「急斜面」を歌った。松村のサイリウム(ペンライト)カラーの赤と、白石の青、橋本さんの緑、3色のライトでステージが照らされた。松村はソロで歌ったが、左右をゆっくり見渡して笑顔を見せる一幕もあった。

松村は「御三家」最後の1人で、7月13日をもって松村が卒業するとともに3人ともグループから去ることとなる。また、今年8月に加入10周年を迎える同期の1期生は、松村が卒業すると残り7人となる。松村は「急斜面」に続く「泣いたっていいじゃないか?」を1期生8人で歌い、涙ぐむシーンもあった。

白石はこの日、ライブ後に自身のインスタグラムを更新。松村とのツーショット写真をアップし、「卒業おめでとう」「たくさんお疲れさま」と伝えた。