高畑裕太(27)が5日、ツイッターを更新し「この夏、舞台公演を打ちます。本企画で私は、企画主宰・作・演出・出演を担当します」と発表した。公式サイトでは、劇団「ハイワイヤ」第1回公演「ジャム」を、8月7日から14日まで東京・下北沢小劇場B1で開催とスケジュールも発表。8日間で12公演を予定している。

公式サイトには、舞台の内容も掲載している。東京オリンピックを翌年に控えた冬の東京郊外の、数年前からずっと捕まっていない通り魔が出没する街を舞台に、とある事件を境に何年も前から引きこもる弟を持つ作家・森田誠と森田家を描く。物語の紹介文には「窓には毎日、幾つもの小石が飛んできた。その音はまるで、この家に充満した哀しみや、憎しみ、そして自らの罪に問いかけるかの様に響き渡った」などの記述もあり、高畑は作家の森田誠を演じる。

高畑は16年8月に強姦致傷容疑で逮捕され、後に被害者側との示談が成立し不起訴になった。以降、芸能活動を休止しアルバイト生活などを行っていたが、19年8月に3年ぶりの俳優活動として舞台「さよなら西湖クン」に出演した。

20年8月23日にはツイッターで公式サイトの立ち上げを発表。「今は、こうして家族や、大切な友人と共にすごしている毎日に感謝し、また0から舞台、映像、その他の文化芸術の存続、発展に努められる様、自身の表現力の向上に邁進したいと思っております。何卒、温かい目で見守っていただけると幸いです。そして1日も早く、コロナウイルスの感染拡大、その被害の終息を願い、日々、パートに励もうと思っております」とつづっていた。

高畑は作・演出・出演の舞台を公演するにあたり「何年も前からずっと挑戦したかった作品です。沢山の皆様のご助力の下、ここに辿り着けました。ご時世柄、難しいとは思われますが、是非、劇場へ足をお運び頂けると幸いです」(原文のまま)とコメントした。