今年2月にデビュー10年目を迎えた歌謡ユニットはやぶさが12日、東京・中野のなかのZERO(もみじ山文化ホール)で「はやぶさコンサート おかげさまでデビュー10周年~感謝の気持ちを今ここに~」の昼夜2公演を開催した。

19年1月26日以来、2年半ぶりの単独コンサート。これまで発売したシングル表題曲をすべて歌唱。加えてヒカル(34)、ヤマト(28)それぞれのソロコーナーや昭和の名曲カバーなど、はやぶさの歩みを振り返るステージとなった。

ヤマトは「田舎(静岡・御殿場市)から上京して来てから10年がたったのかと思うと、感慨深いものがあります。今日は、これまでのはやぶさの10年と、これから先のはやぶさを感じていただけるようなステージをお見せしたい」。ヒカルは「この10年は、恵まれた環境で幸せな歌手生活を送らせていただいたなと思います。今日は10周年という記念のコンサートを開催させていただけることに感謝しています」と意欲をみせた。

コンサートでは、第6弾シングルで、テレビ東京系アニメ「デュエル・マスターズVSR」オープニングテーマ「エボレボ!」をはじめ、2012年2月22日発売のデビュー・シングル「ヨコハマ横恋慕」、第2弾シングル「ちょっと待ってよヨコハマ」、阿久悠さんが作詞した「蜘蛛男のダンス」、前作シングル「キンキラKING!」、通算14枚目の最新シングル「サンキュ!ピースfeat.辰巳ゆうと」などを次々と熱唱。その新曲でゲストボーカルとして参加している事務所の後輩歌手・辰巳ゆうと(23)からお祝いメッセージも届いた。

また、昭和の名曲カバーでは鶴岡雅義と東京ロマンチカの「くちづけ」、井上陽水&安全地帯の「夏の終わりのハーモニー」や、ソロコーナーでヤマトが「夜霧よ今夜も有難う」(オリジナル歌唱・石原裕次郎)、ヒカルが「龍馬残影」(オリジナル歌唱・美空ひばり)を披露した。

また、はやぶさ10年間の歩みをスクリーンで紹介。「10周年祝いの皿と傘まわしコーナー」では、ヤマトが皿回し、ヒカルがボールや枡を傘の上に乗せて回す曲芸にも初挑戦した。全22曲を歌い、ヒカルは「(コロナ禍で実現した)今日のコンサートは、言葉では表せないくらい感激と感謝でいっぱいです。11年目からまた輝いていけるよう頑張っていきます」。ヤマトは「スタッフやファンの皆さまなどいろんな方に支えていただいた10年でした。その10周年コンサートをこのコロナ禍の中、たくさんのスタッフの方に支えていただいていまこのステージに2人、立つことができました。そんな中でお越しくださった皆さま、本当にありがとうございました」感謝した。