片岡愛之助(49)が8日、都内で行われた主演映画「総理の夫」(河合勇人監督、23日公開)完成披露試写会で、主演の田中圭(37)を怒るシーンの際、撮影時期が並行していたTBS系ドラマ「半沢直樹」で演じた、元金融庁担当検査官の黒崎駿一の“おネエキャラ”が出そうになり、封じ込めに苦労したと吐露した。

愛之助は劇中で、田中が演じる、鳥類学者から急に総理の夫になってしまった相馬日和の兄で、ソウマグローバルCEOを務める多和を演じた。役どころについて「いつもプリプリ怒ってる、圭君の、お兄ちゃんを演じました。ごめんなさいね。ご一緒すると怒ってばっかりのシーンしかないんですよ」と田中に謝った。

その上で「撮ったの結構、前ですもんね。とある某ドラマの、金融庁のおネエの役をずっとやっていて」と「半沢直樹」と撮影時期が重なっていたことを明かした。そして「それも(『半沢直樹』の撮影が)後半に差しかかった時だったので、怒ると、そういうスイッチが入って、おネエになりそうな気がする。それを一生懸命、封じ込めて怒ったのは覚えています。楽しかった」と笑った。

一方、愛之助演じる兄に詰め寄られるづけた弟を演じた田中は「もちろん、台本は読んでいました。(役としては)この人、絶対、カルシウム足りてないじゃんと思っている。でもカットがかかると、非常に気さくに話してくださる。ギャップがすごく楽しめた」と笑った。