声優の田中音緒(24)が13日、ツイッターを更新。新型コロナウイルス感染し、重症化して集中治療室(ICU)に入った父でプロレスリングアナウンサーでナレーターの田中ケロ氏(62)の手を握った写真を公開し、近況を報告した。

音緒は「まだ手足を動かすこともうまく喋ることもできないし、肺や脳や脊髄に後遺症が沢山あってどこまで戻れるのかわからない」と説明するとともに、「でも、声にならない声で『頑張るから』って」と、父の言葉を紹介。「『リハビリ開始しました』って言って欲しいって言われたので元気な写真撮ろっか!って撮りました」と写真をアップし、「ぱぱ、必死に頑張ってるよ」と報告した。

所属事務所は同日、公式サイトで田中氏の経過について「医療機関の皆様のご対応でコロナは快方に向かい、肺の症状は回復傾向にあり、人工呼吸器を外し、酸素マスクに切り替えています。頭部CT撮影の結果、脳炎の疑いがあり、コロナの治療と合わせて脳神経外科での治療も開始しました。意識レベルも回復し、サポートを受けながら食事を摂ったり、徐々に会話が出来るまで回復しました」と報告。「投薬によって長く眠っていた影響により、仕事への復帰はもう少し先になる見込みです」とした。

また、「田中よりご家族に『ファンの皆様にリハビリを始めることを伝えて欲しい』とのお願いがあったので、本日弊社にて公表する運びとなりました」と経緯を説明。「田中ケロが再びリングに立ち、コールをするその日まで、引き続き応援してくださると幸いです。また、諦めず治療を続けてくださった医療関係者の方々に深く御礼申し上げます」とした。