TBS系情報番組「ひるおび!」(月~金曜午前10時25分)MCの八代英輝弁護士(57)は17日の同番組で、過去の放送で共産党について触れた際の発言について、あらためて謝罪した。

八代氏は、この日ゲストの立憲民主党・江田憲司代表代行(65)との議論の前に、「野党共闘の政策の実質論に入る前にお時間を頂きたいのですけど」と前置き。「先日、9月10日の番組内での私の発言『共産党は暴力的な革命を、党の要綱として廃止してない』につきまして、現在の共産党の党綱領にはそのような記載はない、と多くの批判を頂きました。ご指摘の通り、現在の共産党の党綱領には、そのような記載は存しません。選挙を間近に控えたデリケートなこの時期に、私の発言により多くの関係者の皆様に多大なご迷惑をおかけしたことを深くおわび申し上げます」と、頭を下げた。さらに「共闘を模索する、立憲民主党の江田代表代行にもこの場をお借りして深くおわび申し上げます」と謝罪。江田氏も頭を下げて応じた。

八代氏は10日の放送で衆院選での野党共闘の話題を取り上げた際に、「志位委員長がつい最近、『敵の出方』という言い方をやめようとは言ってましたが、共産党は『暴力的な革命』というのを、党の要綱として廃止してませんから。よくそういうところと組もうという話になるな、と個人的には思います」と言及していた。

13日の放送では「先週の私の発言ですが、私の認識は閣議決定された政府見解に基づいたものでした。一方、日本共産党はたびたび否定されていることも申し上げるべきでした。申し訳ありませんでした」と頭を下げ「テレビで発言する者として、今後はより正確にバランスに配慮し、言葉に責任を持っていきたいと思います」と一度謝罪していた。ただ共産党の志位和夫委員長は13日の段階では、「コメンテーターの発言は『暴力的な革命を党の要綱として廃止していない』という虚偽発言への撤回・謝罪になっていない」との見解を示していた。

志位氏は17日の八代氏の発言後にツイッターを更新。「謝罪・訂正したものと受け止めます」とする見解を示した。