俳優窪田正孝(33)主演のフジテレビの連続ドラマ「ラジエーションハウス2~放射線科の診断レポート~」(月曜午後9時)の第1話が4日、90分スペシャルで放送される。

19年4月期のシリーズ第1弾「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート~」の第2弾。

第1弾から2年後、米国でのプロジェクトが一段落した天才放射線技師の五十嵐唯織(窪田)は、日本に帰国して甘春総合病院への復帰を望んでいた。だが、甘春総合病院は、院長だった大森渚(和久井映見)の後を引き継いだ新院長の灰島将人(高嶋政宏)が病院の合理化を実施。「放射線科医はいらない」と言い出し、読影はすべて外部の「遠隔画像診断センター」に委託してしまう。

それに伴い、ラジエーションハウスも規模が縮小され、黒羽たまき(山口紗弥加)、軒下吾郎(浜野謙太)、威能圭(丸山智己)、悠木倫(矢野聖人)は、甘春総合病院を辞め、それぞれ別の病院などに転職していた。唯織の幼なじみの放射線科医・甘春杏(本田翼)は既に病院を去り、残された放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤憲一)や放射線技師の広瀬裕乃(広瀬アリス)は立て直しに奮闘していた。

シリーズ第1弾は、19年6月17日の最終話で世帯視聴率13・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、個人視聴率8・3%を記録した。同24日放送の特別編では世帯視聴率15・6%、個人視聴率8・8%を記録した。原作は「グランドジャンプ」(集英社)で連載中の同名コミック。16年6月から11巻まで発刊しているコミックスは、累計170万部を突破している。

第1話では、帰国した唯織は甘春病院に復帰を希望するが、既に病院には灰島(高嶋)による合理化、リストラの風が吹いていた。ある日、バイオリニストの宝生真凛(田中みな実)がコンサート中に倒れるという事態が発生する。客席にいた灰島は、彼女を甘春総合病院へ救急搬送する。

一方、ラジエーションハウスで田中福男(八嶋智人)と働く広瀬(広瀬)は、最近様子が変だった放射線技師長の小野寺俊夫(遠藤)が認知症予備軍と診断されたことを知り、たまき(山口)や軒下(浜野)らに助けを求める。同じ頃、唯織は、杏(本田)の父親でもある前々院長の正一(佐戸井けん太)を訪ねていた。そこで唯織は、杏がすでに甘春総合病院にいないことを知る。

そんな折、仕事を終え帰路についた杏は、妊娠中の森迫由美(森カンナ)が腹痛に襲われ苦しそうにしているところに遭遇。由美は、かつて唯織たちがその命を救った世界的な写真家・菊島亨(イッセー尾形)の娘だった。そこに唯織が現れる。