V6岡田准一(40)が15日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた主演映画「燃えよ剣」(原田眞人監督)初日舞台あいさつで、追いかけたい、もしくは子供の頃から追いかけてきた自身の夢を聞かれ、若い頃から「日本から世界に売れるものをちゃんと作りたい」という夢を持っていたと明かした。

岡田は、1996年(平8)2月14日にリリースしたV6の2枚目のシングル「MADE IN JAPAN」を引き合いに「ちょっと恥ずかしいところもありますけど…若い時、16歳くらいの時に『MADE IN JAPAN』を歌っている、そこからですね。あの頃から、世界に出たいとかではなくて、日本製を作って『これが日本のものですよ』というものを作りたいという思いは、あの時から、ずっと強くありますよ」と熱く語った。その上で「でも、スラッと聞いていましたよね? あれは野望の歌です。よろしくお願いします」と口にして、満員の客席を笑わせた。

一方「バナナを、おなかいっぱい食べたいと子供の頃に夢で思っていた」と口にした鈴木亮平(38)が、バナナの産地を引き合いに「MADE IN Phillippines(フィリピン)」とジョークを飛ばすと、岡田は「あれ? 歌ってましたっけ?」と突っ込んだ。これには鈴木も「歌ってましたね、10代の頃に」と切り返し、笑った。

「燃えよ剣」は作家・司馬遼太郎氏のベストセラー歴史小説の実写化作品。武州多摩で“バラガキ”と呼ばれた土方歳三(岡田)は、武士になるという夢を胸に近藤勇(鈴木)沖田総司(山田涼介)ら同士と京都に向かい、徳川幕府の後ろ盾のもと、芹沢鴨(伊藤英明)を局長に擁して新選組を結成。土方は副長として、類いまれな腕と厳しい法度で統率し、討幕派の制圧に動く。土方はお雪(柴咲コウ)と運命的に出会い、ひかれ合うが時流は倒幕へと傾いていく。撮影は西本願寺などの世界遺産や国宝級建造物でのロケに加え、池田屋事件の舞台・池田屋をオープンセットで完全再し、3000人町のエキストラを動員して行われた。

岡田は、最後に「こういう作品が、きっとヒットして、日本産だというもので世界に認められるものになって欲しいなぁという願いを込めて、現場に臨んでおります」と強調した。