NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の3日に放送された第25話の平均世帯視聴率が17・3%(関東地区)だったことが6日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、安子の前に突如現れた千吉(段田安則)。安子に、るいを連れて雉真家に戻ってくるよう説得するためだった。しかし、安子の固い決心は揺らぐことはなかった。安子は一層おはぎ作りに精を出し、大口の顧客を増やすために営業にも回るようになった。これまで安子とるいの日々の楽しみだったカムカム英語を聴く余裕すらないほど、忙しい日々を送っていた。息つく間もなく、作業に没頭する安子だった。

だがある日、仕事でるいを連れて自転車に乗っていた安子は、車と衝突してしまう。左腕を骨折し、るいも頭に傷を負ってしまうが、千吉と勇(村上虹郎)に助けられる。安子とるいは、岡山の雉真家に帰ることになった。