NHK連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(月~土曜午前8時)の7日に放送された第27話の平均世帯視聴率が16・6%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。最高記録は第23話の17・7%だった。

同作は昭和、平成、令和と時代が流れる中、ラジオ英語講座とともに歩んだ祖母、母、娘と3世代のヒロインを描き、舞台は京都、岡山、大阪。1925年の日本でのラジオ放送が始まった日、岡山で生まれた少女、安子のドラマから描かれる。大正末期からの岡山編は上白石萌音、昭和30年代からの大阪編で深津絵里、昭和40年代からの京都編は川栄李奈が演じる。

あらすじは、安子(上白石萌音)は、幼なじみのきぬ(小野花梨)の力を借り、「水田屋とうふ」の一角に作ったおはぎを置かせてもらい、ささやかな商いを始めた。それはるい(中野翠咲)の額の傷の治療費を稼ぐためでもあった。しかしある日、千吉(段田安則)からるいを連れておはぎを売り歩くことを反対されてしまう。そして安子は、留守の間るいの面倒を雪衣(岡田結実)に任せ、るいのため1つでも多くのおはぎを売るために奔走した。

安子はるいを連れていくことをやめるが、るいは悲しむ。安子はきぬの夫の力(小林よしひさ)からリヤカーを借り街に出ておはぎを売る。町にあった「たちばな」のことを覚えていた人もおり、おはぎは順調に売れた。そして安子は街で米軍将校(村雨辰剛)が困っている場面に出くわし、英語で助けようとする。