女芸人ナンバーワンを決める「女芸人No.1決定戦 THE W 2021」の決勝が13日、東京・日本テレビで行われ、オダウエダが5代目女王に輝いた。過去最多700組の頂点。2年連続で進んだ決勝の舞台でリベンジを果たし、賞金1000万円のほか、日テレ系人気番組への出演と冠番組の権利を得た。

優勝後の会見で、勝因を問われた植田紫帆(30)は「自分の人生でこんなことってあるんやなって思っています。好きなことを精一杯やったから勝てたのだと思っています」と笑顔。小田結希(26)は「去年負けて、ずっと勝つつもりでいっぱいだったので、勝てて本当にうれしいです」と喜びつつ「自分たちの好きなことをやったということかな」と勝因を分析した。

激戦となった大会について、植田は「すごく難しい大会で、私たちに波がきてれば勝てると思っていましたが、こない可能性もおおいにあったので、一瞬の油断もできなかったです」と振り返った。小田も「誰がなってもおかしくないなという感じだったので、まさか自分たちがという感じでした」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。

決勝は勝ち残った10組で争い、第1ステージは5組ずつA、Bの2ブロックに分けて実施した。オダウエダはAブロック最終出番で登場すると、小物を使った焼鳥屋で爆笑をさらって1位となり突破。最終決戦はBブロック1位のAマッソ、今回初の企画となった国民投票で敗者復活を果たした天才ピアニストと争い、ストーカーを題材としたコントで最多の3票を集め、勝利をつかんだ。

優勝の瞬間、小田は地面に突っ伏して喜び、植田は「よかったです。うれしい」と号泣していた。