女優北川景子(35)が、美容雑誌「美的」が選ぶ「2021 美的ベストビューティーウーマン」を受賞し、先日都内で行われた授賞式を取材した。北川の「それなりに年は重ねているんですけど、あらがわないようにしようと思っています」という受賞の言葉が印象に残った。

昨年、夫DAIGO(43)との間に第1子を出産し、子育てと仕事を両立する。日々忙しく、「この1年はバタバタで、自分に時間を使えなかった。美容に自信のない1年だった」という。そんな日々の中、シビアな目を持つ美容誌読者から選ばれたことはうれしかったようで「頑張ってきてよかったと、励みになりました」と喜んだ。

同誌の鈴木智恵編集長は、北川が出産後も変わらぬ美しさを維持していると同時に「インタビューになると、年齢なりの楽しさやしんどさをざっくばらんにお話しくださる」と自然体の魅力があると紹介。実際、北川は日々の運動について「理想は週3、4回走りに行きたいけど、現実は週1、2回。競歩みたいな感じで厚着をして歩いてます」と話し、肌のケアについても「アイクリームを首にも塗ってます。首のしわが減るかなって」と笑いながらオープンに明かした。

登壇した北川の肌はピカピカでうらやましくなるばかりだったが、本人にしか分からない変化があるのだろう。美の秘訣(ひけつ)を聞かれた際に「それなりに年は重ねているんですけど、あらがわないようにしようと思っています」と答えた。軽い方が良しとされがちな体重についても「大事なのは重さじゃなくてラインだなと。体重が重くても、筋肉がついている方がキレイに見えるのかな」と語っていた。

職業上、一定の美を保たなければならないのは大変だと思うが、北川のような一線の女優がこのような考え方だとうれしくなる。授賞式の最後は「来年30代後半になるけど、健康に気を使って、あらがわないけど老いずに、きれいでいたいなと思います」と等身大にコメント。もちろん美しいけれど、どこか身近に感じる。読者の支持に納得した。【遠藤尚子】