23日に放送された江口のりこ(41)主演フジテレビ系連続ドラマ「SUPER RICH」(木曜午後10時)最終回の世帯視聴率が6・6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と24日、分かった。前回の6・5%より0・1ポイントアップした。

初回から7・8%、7・3%、7・6%、6・7%、7・0%、6・3%、5・8%、7・1%、6・5%、6・5%だった。

最終回の個人視聴率は3・3%だった。

江口が演じるのは波瀾(はらん)万丈の人生を送っている、電子書籍のベンチャー企業「スリースターブックス」の女性社長・氷河衛。一度は資金繰りの問題で「スリースターブックス」を解散した衛だが、新生「スリースターブックス」を立ち上げている。仕事にプライベートに、苦悩を抱えながらもひたむきに生きるアラフォー女性のリアルな心情を描き出すオリジナルドラマ。貧乏な専門学校生のインターンからスリースターブックスに入社して、衛と結婚する春野優を赤楚衛二(27)、人事責任者・宮村空を町田啓太(31)、電子書籍編集長・碇健二を古田新太(55)が演じる。

最終回で、衛は「スリースターブックス」にTOB(敵対的買収)を仕掛けるという連絡を、「MEDIA」社の島谷聡美(松嶋菜々子)から受ける。しかも、TOB後は空をスリースターブックスのCEOに据えるというのだ。衛は優とともに、空に会って真偽を問う。空は「自分も、やりたいことをやってみたくなった」と告げる。

衛と優は、今吉零子(中村ゆり)、東海林達也(矢本悠馬)、鮫島彩(菅野莉央)たち役員を集めて事情を話す。聡美が2年前から用意周到に空のヘッドハンティングを開始したこと、MEDIAが欲しいのはスリースターブックスが持つ作品と作家のライセンスだけで、空以外の社員は不要になってしまうこと、さらに、潤沢な資金でTOBを仕掛けるMEDIAに対抗することは困難を極めることも。それでも、衛は社員たちを守るためにMEDIAの買収に対抗して、友好的に買収・合併してくれる相手を探すことになった。