爆笑問題の太田光(56)が、週刊新潮による日大芸術学部裏口入学報道で新潮社を訴えていた裁判の控訴審の判決公判が24日、東京高裁で行われた。新潮社側、太田側とも、1審判決を受けて控訴していたが、双方の訴えとも棄却された。

1審の東京地裁は昨年12月21日、同誌の名誉毀損(きそん)を認め新潮社に、440万円の支払いを命じる判決を下していた。新潮社が東京高裁に控訴したことを受け、太田も控訴していた。

判決時、TBSラジオ「開局70周年『大感謝祭』」に生出演だった太田は「ちょうど判決が出た。1審通り勝訴。今、会社(タイタン)から電話があった。社長(夫人の太田光代氏)から『くれぐれもふざけないように』と言われた」と話した。共演のハライチ岩井勇気(35)は「くそー、死刑になればよかったのに」とボケた。

週刊新潮は18年、同学部裏口入学のため太田の父親が800万円を払ったなどと報じ、太田側が3300万円の損害賠償と謝罪広告を求め新潮側を提訴した。太田の松隈貴史弁護士は「想定通りの判決。光代社長にも事前に説明していたので、想定通りと受け止めている」と話した。