爆笑問題の太田光(56)が、週刊新潮の日大芸術学部裏口入学報道で新潮社を訴えていた控訴審の判決公判が24日、東京高裁で行われた。新潮社側、太田側とも1審判決を受け控訴していたが、双方とも棄却された。

太田と同じ、事務所タイタンに所属し、テレビのコメンテーターとしても活躍している橋下徹弁護士(52)が同社公式サイトでコメントを発表した。橋下氏の橋下総合法律事務所には同控訴審で太田を担当する松隈貴史弁護士が所属している。

橋下氏は「今回の週刊新潮の取材方法は報道機関としてあるまじきずさん極まりないものでした。芸能人に関する報道であっても、今の時代にあっては、確たる裏付けを持っておこなうべきです。報道機関は、本判決を充分に参考にしていただきたいと思います」とした。

1審の東京地裁は昨年12月21日、名誉毀損(きそん)を認め新潮社に440万円の支払いを命じていた。新潮社が東京高裁に控訴したことを受け、太田も「中づり」の形での謝罪広告を求め控訴していた。