「松竹新喜劇 新春お年玉公演」が2日、京都・南座で初日を迎えた。

同公演は「お種と仙太郎」「お祭り提灯」のまげもの喜劇二本立て。渋谷天外(67)、藤山扇治郎(34)、久本雅美(63)ら人気者が客席を沸かせた。さらに、1904年(明37)大阪・道頓堀で旗揚げし、日本の喜劇のルーツとされる曽我廼家(そがのや)の名跡を39年ぶりに継承した3人が登場。曽我廼家一蝶(40)、いろは(年齢非公表)、桃太郎(36)として京都のファンにお披露目された。

新年のあいさつとして、天外は「上方の芸能を継承すべく精いっぱい頑張っております。どうぞご声援のほど、よろしくお願いします」。久本も「新年から松竹新喜劇に出演できますこと、皆様の笑ったお顔を拝見できますこと、とても幸せです」と笑顔をふりまいた。同公演は10日まで。