米アカデミー賞の前哨戦の1つ、全米映画批評家協会賞が8日(日本時間9日)に発表され、濱口竜介監督の「ドライブ・マイ・カー」が作品賞に、西島秀俊が主演男優賞に輝いた。ほか、監督賞、脚本賞を含め主要4部門を受賞した。

全米批評家協会賞での日本作品の作品賞は、85年度に黒澤明監督「乱」が受賞して以来、36年ぶり。西島の主演男優賞受賞はアジア人初の快挙となった。

なお、監督賞の対象作品は、同作と「偶然と想像」の2作品、脚本は濱口監督と大江崇允氏の共同脚本。