長澤まさみ(34)が18日、都内で行われた、第45回日本アカデミー賞記者発表に登壇した。

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21年に「MOTHER マザー」で初の最優秀主演女優賞に輝いた授賞式の壇上で涙した長澤は、今回は3月11日に都内開催される授賞式で、2000年(平12)のデビューから22年目で初めて司会を務める。「初めて司会をさせていただく。経験がないものですから私自身、分からないところがある。参加できた時、この場所に対して普通では出来ない経験をさせてもらっていると思っている側でしたけど、楽しいと思ってもらえるように司会を頑張っていきたいと思います」と意気込んだ。

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自身が出演した「すばらしき世界」が優秀作品賞、西川美和監督(47)の優秀監督賞と優秀脚本賞、役所広司(66)の優秀主演俳優賞、仲野太賀(28)の優秀助演男優賞、優秀撮影賞、優秀照明賞と7部門で受賞している。長澤は「自分自身、出演させていただいている役所さん、太賀さんに会えるのを楽しみにしていますし、ちょっと、ひいき目に見てしまうというか。取ってもらいたい」と、授賞式で役所と仲野が最優秀賞を受賞することを期待した。

自身は最優秀助演女優賞も2度、新人俳優賞も受章と、個人賞の“三賞”を全て受賞しているが、受賞者に喜びの声を聞くのは初めてだ。参考にしていること、イメージトレーニングしていることは? と聞かれると「ただただ、緊張して終わってしまうことが多いので、映画賞という場を、楽しんでおけば良かったなと思うことがあって。その場にいるからこそ聞くことが出来る俳優さん、スタッフさんのスピーチを聞いて、すごくためになったり勉強になることもたくさんある。良い場所にいる実感はあっても楽しむところまで到達できていない」と、これまでの自身を振り返った。

その上で「俳優の皆さんに、その場を楽しんでいただけたら…和やかな司会が出来たらなと思います」と笑みを浮かべつつ、3年連続で司会の羽鳥慎一アナウンサー(50)に「先輩である羽鳥さんについていきます。大丈夫ですかね。準備しておいたほうがいいことって、ありますか?」と尋ねた。羽鳥から「いらないと思います」と太鼓判を押されると、長澤は「受賞作をたくさんみて、良い質問が出来るよう頑張りたいと思います」と笑みを浮かべた。