タレントで歌手の中川翔子(36)芸術家の楳図かずお氏(85)が27日、都内で楳図氏の世界を体感できる展覧会「楳図かずお大美術展」(東京シティビュー、28日~3月25日)のオープニングセレモニーに登壇した。

同展では、制作に4年の期間を費やした、27年ぶりの新作「ZOKU-SHINGO小さなロボット シンゴ美術館」を原画101点の連作絵画として初公開する。芸術家として初の展覧会を開催した楳図氏は「もともと私は芸術家なんです。みなさんの認識は漫画ですよね。さらに高いところを目指さなければいけないと思った」と開催の経緯を説明した。

楳図氏の大ファンだという中川は、イベント中盤から登場。「お元気そうでよかったです! 涙が出そうで。直接お会い出来るのが8年ぶりです」と、ハイテンションで入場した。

そして「子どもの頃から中学でいじめられている時も、ひたすら模写していたら嫌なことを忘れられた。中川翔子の『翔』は、『漂流教室』の翔ちゃんからいただいたり。私の人生があるのは、本当に先生のおかげです」と感謝した。楳図氏の作品で1番好きな作品を問われたが「生きる文化遺産、革命、1個といわれると、一生悩んじゃいます」と悩みに悩んだ結果、「漂流教室。今日は!」と回答し、笑いを誘った。

中川は、急性アレルギー反応のアナフィラキシーショックと診断され、元日から入院し、翌2日に退院後、初の公の場となった。