不倫騒動で活動を自粛した20年6月以来、約1年8カ月ぶりの活動再開を発表したアンジャッシュの渡部建（49）が15日、千葉テレビ（チバテレ）の番組「白黒アンジャッシュ」（火曜午後10時）にMCとして復帰した。相方の児嶋一哉（49）とともに出演した。ツイッターなどのSNS上ではさまざまな反応があった。

渡部が視聴者に謝罪した後、「特に、多目的トイレを必要としている方々、大変なご不便をおかけしてしまいましたし、大変不快な思いをさせてしまいました。本当に申し訳ございませんした」と伝えたことを受け、SNSでは「『多目的トイレ』って言葉が渡部の口から出るとは思わなかった」など驚きの声があがった。「やったことは許せないけど復帰したなら精いっぱい頑張ってほしい」というエールや、「多目的トイレを掃除する企画とかすればいいのに」などと提案する意見もあった。

また、涙ぐみながら渡部を「調子に乗っていた」などと叱責（しっせき）した上で、「このままだとかわいそすぎるなって思って。頑張って変わっていく姿を、そういう人に見せられたらいいなって思う」などと伝えた児嶋について、SNSでは「児嶋さん本当に優しいな」「児嶋さんの言葉に涙出る」などと懐の深さを称賛する声もみられた。

渡部は今月5日、所属事務所のプロダクション人力舎を通じて活動再開を発表し、チバテレも同日、渡部が「白黒アンジャッシュ」の15日放送回の収録を終え、同回からMCに復帰すると文書で発表した。渡部の同番組への復帰は、不倫騒動が発覚した当日に放送された、20年6月9日放送回以来となった。

「白黒アンジャッシュ」は04年10月7日にアンジャッシュ初の冠番組としてスタート。20年6月9日に不倫が発覚した渡部側から出演自粛の申し出があった際も、同局は番組を継続。児嶋が1人でMCを務めていた。