Hey!Say!JUMP高木雄也(31)が12日、東京・新国立劇場 中劇場で、初日を迎えた初単独主演舞台「裏切りの街」(27日まで)の取材会を行った。

マッチングアプリで出会い、情事を重ねる無気力なフリーター・菅原裕一(高木)と、平凡な専業主婦・橋本智子を中心とした人間模様を描く。10年に上演された三浦大輔氏の作品を再演する。

公演は20年を予定していたがコロナ禍で延期され、3年越しの上演となった。高木は「とにかく幕が開くことに安心しています」とホッとした表情。恋人がいながら主婦と不倫関係になる役柄に「クズだなあ」と苦笑しつつ、「クズだけど彼女が一緒にいたり、どこか愛される部分があると思う」と話した。初タッグの三浦氏は、高木の起用について「出演作やテレビでこういう役をやっているところ見たことがなく、はまるんじゃないかと変な嗅覚が働いた。稽古を経て、間違いはなかったと思っている」と手応えを語った。

劇中ではキスやベッドシーンなど濃厚なラブシーンを演じ、高木は「過激ですよね」と照れ笑い。筋トレをせずに体重を約9キロ落とし、ひげをたくわえてニートらしい「ちょっとだらしない感じを残しました」と話した。“裸”の演技にも体当たりで挑み「これをやることで、自分の幅が広がると思った」。また「ステージ上で自分の全てをさらけ出す。稽古中はドキドキしたけれど、役でやっているので今は気にならないです」といい、露出ぶりについては「生まれたままの姿です」と明かし笑った。

高木は「幕が開いたらやるだけ。僕が脱いでも、キャーと言わないでください。『菅原』として見てください」とメッセージを送った。

新型コロナウイルス感染が発表されていた智子役の奥貫薫(51)は10日、インスタグラムで仕事復帰を報告。当面の間、代役を呉城久美が務めている。

大阪・COOL JAPAN PARK OSAKA WWホール(31日~4月3日)でも上演する。