連続テレビ小説「ちむどんどん」(月~土曜午前8時)が11日、放送初回を迎えた。タイトルの「ちむどんどん」は、心がワクワクするという意味。沖縄が舞台の朝ドラは「ちゅらさん(01年)」「純と愛(12年)」に続き3作目。そこで過去2作との比較マップを作成した。

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(1)「ちゅらさん」◆2001年前期放送◆ヒロイン:国仲涼子◆舞台:小浜島◆小浜島生まれのヒロイン古波蔵恵里は、上京して看護師となり初恋の相手と再会。島に戻り夫婦で地域医療活動

(2)「純と愛」◆12年後期放送◆ヒロイン:夏菜◆舞台:宮古島◆大阪生まれ・宮古島育ちのヒロイン狩野純が、夫とともに実家・宮古島のホテル再建に奮闘

(3)「ちむどんどん」◆22年前期放送◆ヒロイン:黒島結菜◆舞台:本島北部のやんばる地域◆沖縄から東京へと料理人の夢を追うヒロイン比嘉暢子と、その家族の絆

■2022年は、1972年の沖縄本土復帰から50周年。「ちむどんどん」のヒロイン比嘉暢子(黒島)は、復帰前の沖縄で生まれ育ち、復帰とともに東京で働き始める。「ちゅらさん」のヒロイン・古波蔵恵里(国仲)は72年生まれ。

■黒島結菜は97年3月15日生まれ、糸満市出身。11年に沖縄企業のイメージガールオーディションに選出されたことが、デビューのきっかけとなった。母親役の仲間由紀恵は浦添市出身。琉球王国が舞台のNHKドラマ「テンペスト」で主役を演じた。3作すべて出演の藤木勇人(志ぃさー)は、沖縄を拠点に全国で活動するマルチタレント。「ちゅらさん」「ちむどんどん」は方言指導も兼ねての出演だった。

■主題歌は3作とも沖縄出身のアーティストを起用。Kiroro、HY、三浦大知。

「ちゅらさん」は、続編が7年かけて第4弾まで放送される人気作だった。「ちむどんどん」も沖縄の代表作となるか。