お笑いトリオ、ダチョウ倶楽部が25日、都内で行われたエリエール「えがおにタッチPROJECT」記者発表会に出席した。人との触れ合いの重要性をPRし、実際に相手の手をなでる「タッチング」を実践した。

コロナ禍でバラエティー番組でも触れ合うことが制限され、リーダー肥後克広(59)は「やっぱり3人で触れ合っていかないといけない芸ですからね。なかなか触れ合えなくて」とぼやいた。上島竜兵(61)も「ケンカしてチューとか、できないからね。俺としては商売あがったりですよ」と訴えた。寺門ジモン(59)は「竜ちゃんが『押すなよ、押すなよ』って言っても、本当に押せないんですよ。それにグルメ番組でもやりづらくて…」と嘆いた。

触れ合いの大切さを伝えるべく、「タッチング」に挑戦。上島から手をなでられた寺門は「竜ちゃんってこんな手の感じだっけ? 柔らかくて。普段のイメージと違う。竜ちゃん、優しいんだな」と驚いた。上島は「お前の手は分厚いね。肉厚で。肉食っているだけあって、脂っこいな。この手で何回俺は傷ついたか…」と離した。寺門は「仲悪いグループではないんだけど、今まで触れていないところに触れている感じがする。心の中まで」と笑顔を見せた。

さらに肥後も「タッチング」に挑戦し、寺門の手をさすった。寺門は「何十年も一緒にいるのに、今日初めてだね。リーダーの手は、包み込んでくれます。思ったよりも安心感があります。孫までいるから、こういうのがうまいのかもしれないね」と説明した。肥後は「焼き肉。カルビ。ロース。牛タン…。ジモンくん、ありがとう」と言いながら指を1本1本触った。

その後、上島と寺門が言い合いになり、キスして仲直りする定番ギャグを披露。キスの直前に肥後がアクリル板を持ち出し、アクリル板越しの口づけとなった。上島は「アクリル板越しでも、お前の唇はよかったよ」と笑っていた。

肥後は「笑顔でタッチできる、こういうことはすばらしいんだなってあらためて身に染みました」と伝え、寺門は「身近な人と『タッチング』してほしいです。新しい幸せが生まれる気がしたので」と呼び掛けた。上島は「昔3人で、初めて出たい番組のレギュラーが決まった時、楽屋でこうやって手を合わせたのを思い出したよ」とほほ笑んだ。