「ベルリン・天使の詩」(87年)で知られる、ドイツのヴィム・ヴェンダース監督(76)が11年以来11年ぶりに来日して11日、都内で会見を開いた。

席上で渋谷で最新作を撮影し、役所広司(66)が主演すると発表した。建築家の安藤忠雄氏ら16人のクリエーターが、渋谷区内17カ所の公共トイレを改修する20年から行われるプロジェクト「THE TOKYO TOILET」のトイレが舞台。劇中で清掃員を演じる役所は「365日、休まず1日3回、トイレを清掃する男。とても美しい物語になる予感がしました」と語った。