元乃木坂46の西野七瀬(27)、白石麻衣(29)らが15日、横浜・日産スタジアムで行われたグループのデビュー10周年記念ライブ「乃木坂46 10th YEAR BIRTHDAY LIVE」にサプライズ出演し、約7万人のファンを熱狂させた。

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序盤のトークを終えた後、ステージに立つメンバーたちの後方で、巨大な幕がゆっくりと上がった。笑顔で登場した西野七瀬は、驚いたファンの歓声を受けながら、ゆっくりと前に歩いていった。秋元とハイタッチし、齋藤を抱き寄せた。卒業シングル「帰り道は遠回りしたくなる」をセンターでパフォーマンスし、現役時代と変わらぬキレのあるダンスを披露した。

19年2月の卒業コンサート以来3年3カ月ぶりの出演。「めっちゃ間違えた」と無邪気に笑った。出演舞台の昼公演後、会場に駆けつけた。「すごく広くてびっくりした。来たんだな~10周年が、って全身で感じられました」と話し、拍手を浴びた。

サプライズは止まらない。「しあわせの保護色」の途中から登場した白石は、続く「シンクロニシティ」もセンターでパフォーマンス。会場では歓声とどよめきが巻き起こった。秋元や樋口はじめ、メンバーたちの目には次々と涙が浮かんだ。有観客ライブが2年ぶりの白石は「久しぶりに皆さんに会えた感じがしてすごくうれしいです。ドキドキした。ステージに立った時にウルっと来ました」と笑った。

終盤の「最後のTight Hug」では昨年末に卒業した生田絵梨花(25)も笑顔で登場。「私たちは卒業しちゃったけど、ずっとずっと乃木坂ファミリーだから。心配しないで自分たちの力をどんどん発揮して光り輝いてほしいです」とエールを送った。

アンコールでは昨年卒業した松村沙友理(29)や高山一実(28)も登場。初日公演には18年に卒業した生駒里奈(26)や17年に卒業した伊藤万理華(26)も出演。11年8月の結成以来、グループを引っ張り、支え続けてきたレジェンドたちが一夜限りの大集結。特別なステージに花を添えた。