「エンタメ情報最前線」第1回の4月6日付紙面で紹介した、独立系UHF局バラエティー番組特集に続く第2弾として、今回は独立系局女性アナウンサーを大特集。昨今、自社制作番組の配信にも力を入れるTOKYO MX、テレビ神奈川(tvk)、テレビ埼玉(テレ玉)、千葉テレビ(チバテレ)イチ押しのアナウンサーを、各局に押し掛けて直撃しました。【村上幸将】

■千葉テレビ 大鋸友紀アナ(33)

大鋸アナは、神奈川県立の特別支援学校教諭を経た異色のキャスターだ。

中学時代にラジオパーソナリティーと教員に興味を持ち、青学大を経て11年に教育の道に進むも、ラジオパーソナリティーの夢を諦めきれず3年で辞めTBS系のラジオ制作会社に入社。同局の番組に出演し16年から19年までCS TBSニュースのキャスターも務めた。

チバテレには、欠員が出た今年1月から土日のニュースを担当し始め、その後、平日のニュースに移行。2月に千葉に転居し、4月に入局した。局アナ経験がないまま、キャスターになった経験不足を補うため、ボイストレーニングやスポーツ選手も取り組むメンタルトレーニングも取り入れ、日々のスタジオに立つ。

「newsチバ」では、毎週金曜日に1週間の事件や事故のニュースをランキング形式で振り返るコーナーで、ゲストの専門家と前のめりになって語り合い、VTR中に質問も繰り返す。「気になるワードがあったら以前の事件などを調べ、ニュースの向こう側を見るようにしています」。

千葉県内を巡るリポートでは優しい語り口で癒やし度満点。1000キロ走らないとハンドルは譲らないほど長距離ドライブが好きで「千葉を1周したい」と早くも千葉への愛は全開だ。

◆大鋸友紀(おおが・ゆき)1988年(昭63)8月23日、神奈川県茅ケ崎市生まれ。青学大文学部教育学科卒業後、11年4月に神奈川県立特別支援学校教諭に。TBSラジオでは「赤江珠緒たまむすび」「久米宏ラジオなんですけど」に出演。チバテレでは「newsチバ」(月~金曜午後3時25分、月~金曜午後6時=土、日曜は同6時5分=、月~金曜午後9時半)に出演。趣味はドライブとゲーム。日課はB’zのDVDを流しながらの掃除。