文化放送斉藤清人社長が19日、都内の同局で定例会見を行った。

21日にKinKi Kidsデビュー25周年記念特番「KinKi Kidsどんなもんヤ! 3時間生放送スペシャル」(午後10時から)が放送されることを受け、初代ディレクターとして番組立ち上げた秘話を語った。

「KinKi Kidsどんなもんヤ!」は、2人が「硝子の少年」でデビューする3年前の1994年(平6)にスタート。斉藤社長は「堂本光一さんと堂本剛さんは15歳、私は担当ディレクターで30歳でした」。

当時から「文化放送で番組をやってほしい」と関係者にリクエストを出していたという。「あるパーティー会場で、当時のジャニー喜多川社長に『キンキを近々よろしく』と言っていただいて、OKなんだなとよし、面白い番組を作ってやろうと思った」と振り返った。

また、「94年の10月に番組が始まり、その3カ月後に阪神・淡路大震災が起こった。堂本光一さんのご実家が兵庫県。当時はSNSもなく、兵庫県の様子はどうだろうかと関係者や担当の方と連絡取りあった。私は東京にいましたから、驚いて心配したことを強く覚えています」と語った。

「(番組スタートから)28年間、常に第一線で活躍してきたKinKi Kidsの2人には、ラジオを長くやっていただいてありがとうという気持ち。第一線でスターの道をずっと歩み続けていることに敬意を表したい」とし「これほど長く続いている番組を、特番、生放送で放送できることをうれしく思う」。自身の出演については「何人ものディレクターがかかわってきたので、私は控えようかなと。ひっそりとリスナーに回ります」と話した。