橋本愛主演の日本テレビ系ドラマ「家庭教師のトラコ」(水曜午後10時)第5話が17日放送され、平均世帯視聴率が5・0%(関東地区、速報値)だったことが18日、ビデオリサーチの調べでわかった。平均個人視聴率は2・7%だった。

第1話は平均世帯7・5%、個人4・3%、第2話は平均世帯7・0%、個人4・3%、第3話は世帯平均が5・4%、個人3・1%、第4話は世帯平均5・6%、個人2・9%と推移している。

11年放送の同局「家政婦のミタ」などで知られる遊川和彦氏のオリジナル脚本で、橋本は「同期のサクラ」(19年)、「35歳の少女」(20年)に続く3作目の同氏の作品出演となる。謎多き家庭教師・トラコ(橋本)が、異なる事情を抱えた3組の親子を成長に導くヒューマンドラマ。橋本演じる伝説の家庭教師・根津寅子は、高卒でコスプレが趣味で無愛想…保護者とのやりとりは東大出身の秘書・福田福多(中村蒼)にすべて任せきり。しかし、どんな生徒も必ず第1志望に合格させる。

第5話ではトラコ(橋本愛)は、智代(板谷由夏)が胃がんにかかっていることを知っても冷静だ。手術が1週間後に控えた智代に、「高志にはもう伝えたんですか?」と聞くトラコ。智代は「伝えなきゃね」と言いつつ、生き生きと勉強に励む高志(阿久津慶人)を見るとどうしても打ち明けられず、「高志には病気のこと黙っててもらえますか?」とトラコにお願いする。

そんな智代の微妙な変化に気付いた高志から「先生、何か知らない?」と聞かれたトラコは、いずれ分かるから焦らず待つようにと答えるのだった。

その夜、智代は珍しく弱気になる。貯金がほとんどなく保険にも加入していない…。今死んだら高志にいくら残せるか…。絶望的になる智代の前で、トラコは高志が大学を卒業するまでに必要な金額…。つまり智代が安心して死ぬのに必要な額…。4630万という数字をはじき出すと、智代に告げる。「一緒に考えましょう。4630万円手に入れる方法」…!。