1日に放送された中島裕翔(28)が主演するフジテレビ系連続ドラマ「純愛ディソナンス」(木曜午後10時)の第8話の平均世帯視聴率が3・9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と2日、分かった。

初回から4・8%、4・3%、4・4%、3・7%、3・8%、3・7%、3・6%だった。

平均個人視聴率は2・1%だった。

初回から2・6%、2・4%、2・3%、2・1%、2・0%、1・9%、1・9%だった。

中島は、初共演となるヒロイン役の吉川愛(22)と、決して一線を越えてはいけない禁断の恋を描く。同ドラマはオリジナル作品。「愛は、純粋すぎると毒になる」がテーマ。

第1章では、中島演じる新任音楽教師・新田正樹が、吉川演じる女子生徒・和泉冴と絆を深めていくが、本心で向き合えないまま決別する。

第2章では大人のドロドロの人間関係が展開するストーリー。5年後に、2人はひょんなことから再会するが、中島には妻がいた。微妙で繊細な関係性が次第に周囲を巻き込み、やがてディソナンス(不協和音)を生み出し破滅へと向かう。

第8話で、小説家の妻・愛菜美(比嘉愛未)との離婚を決意した正樹は、今の自分にケリをつけて必ず迎えに行くから待っていてほしいと冴に告げる。「逃げるのはもうやめだ」という正樹の言葉を信じる冴。

そこに、冴のバイト先のアプリ会社社長・路加(佐藤隆太)から電話が入った。愛菜美が繁華街でひったくりに遭い、転倒した際に頭を打って病院に運ばれたという知らせだった。

正樹が病院へ向かうと、治療を受ける愛菜美の傍らには路加と警察官の姿があった。警察官によれば、愛菜美から連絡を受けて駆けつけた路加のおかげで、大事には至らなかったらしい。

治療を終えた愛菜美がマネジャーに連絡するために席を外した際、正樹は、碓井家に復讐(ふくしゅう)したいのなら勝手にすればいいが愛菜美を利用するな、と路加に忠告する。路加は逆に、愛菜美を一番利用し、追い込んだのは正樹だと言い放つ。

シェアハウスに戻った冴は、慎太郎(高橋優斗)に正樹のことが好きだと打ち明ける。「分かった」とだけ言い残してリビングから出て行く慎太郎。

そこに現れた冴の母親の静(富田靖子)は、相手に依存して楽をしているだけだと娘を非難する。「今のあんたは、私からお父さんを奪った女と同じ」と告げた。

正樹は、愛菜美を連れてマンションへ戻る。あくる朝、正樹が目を覚ますと、愛菜美が朝食の準備をしていた。そこで愛菜美は、もし正樹が必要としているのなら、冴をセカンドパートナーとして認めてもいい、と言いだした。