落語家で落語協会相談役の三遊亭圓窓(さんゆうてい・えんそう、本名橋本八郎=はしもと・はちろう)さんが15日、心不全のため死去した。81歳。18日、落語協会が発表した。

通夜・告別式は近親者のみで執り行った。寄席の最後の高座は昨年11月5日の鈴本演芸場だった。

圓窓さんは1959年(昭34)に8代目春風亭柳枝さんに入門。死別し、6代目三遊亭圓生さんの門下となった。69年3月に真打に昇進し、6代目「三遊亭圓窓」を襲名。73年、ライフワークとした「五百噺を聴く」をスタートし、28年かけて達成した。70年から77年まで日本テレビ系「笑点」大喜利のメンバーも務めた。2000年には小学4年の国語の教科書に落語「ぞろぞろ」が載るなど、幅広く活動した。

79年に落語協会理事に就任し、06年に理事を退任し、相談役に就任した。