A.B.C-Zが25日、ぴあアリーナMMで、デビュー10周年ツアーの横浜最終日公演を開催した。

グループの絆の強さと輪の広がりをかみしめながら、ファンやスタッフ、ジャニーズ事務所のジャニー喜多川前社長、藤島メリー泰子名誉会長に感謝を伝えた。

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本編ラスト、戸塚祥太(35)が「ずっとずっと、ありがとう。ファンの皆さんはもちろんですけど、ありがとうを伝えたい人、大切な人がいます。今日ここには来られなかったですけど」と切り出した。

「ジャニーさん。A.B.C-Zを作ってくれて、ありがとう。10周年のコンサートで、最高の景色を見させてもらっています。メリーさん。僕たちのことをいつも見守っていてくれてありがとうございます。すてきなファンの方々、身近なスタッフのみんな、関係者の皆さま、本当に人に恵まれてここまで来られました。ありがとうって言葉の意味をかみしめる、そんな期間です」

何度も「ありがとう」と感謝すると、ファン1万人から大きな拍手を浴びた。

12年2月にジャニーズ初のDVDシングルデビュー。親しみのあるキャラクターと高いライブパフォーマンス力で、地道にファンを獲得していった。この日は歌手大黒摩季(52)が作詞・作曲した新曲「#IMA」(10月26日発売)をサプライズで初披露。河合郁人(34)は「10周年の締めくくりになるような曲です」とアピール。ライブを見た大黒からは「感動した」と絶賛されたという。

橋本良亮(29)は終演後「ここまで5人で来られたっていうのが、A.B.C-Z強いなって思いました」と笑った。五関晃一(37)も「ファンの方もペンライトの色を自分たちでそろえてくださるんです。一体感がすごい」と感謝。河合は「15周年までには東京ドームでやりたいです。これからも15年、20年と、ファンの方々とともに歩いていきたいです」と宣言した。【横山慧】