興行収入(興収)150億円を突破した、アニメ映画「ONE PIECE FILM RED」(谷口悟朗監督)のヒロイン・ウタの誕生日を祝うイベント「#ウタ誕生祭」が1日、都内の丸の内TOEIで行われた。

この日は、世界中が熱狂する歌姫ウタの演技パートを演じた、声優名塚佳織と、ウタに憧れる少女・ロミィを演じた新津ちせ(12)が登壇。名塚が「みんな! やっと会えたね! ウタだよ! 出た、負け惜しみィ~!」と劇中の決めセリフを披露すると、新津も「ウタちゃんの歌だけずっと聞いていられる世界はないのかなァ?」と続いた。そして、名塚の決めセリフに「本物だなと思った!」と感動し、涙を浮かべながら喜んだ。

新津は、2010年(平22)5月23日生まれで、尾田栄一郎氏が原作の連載を開始した97年、フジテレビ系でアニメの放送が始まった99年には生まれておらず、「ONE PIECE FILM RED」への出演について「生まれる前から大人気の『ONE PIECE』に参加させていただき、うれしい。世界に入れることが衝撃でした」と喜びを表した。周りからの反響について聞かれると「夏休み明けに学校に行くと『あ、ロミィだ!』と声をかけられて、うれしかったです」と、学校でのエピソードを披露した。

そんな新津に、名塚は「かわいい」と笑みを浮かべた。新津の仕事との向き合い方についても「すごく真面目で、今日のイベントのコメントを自分で一生懸命考える姿から、アフレコもきっと一生懸命考えて収録してくれたんだろうなと感じうれしかったです」と褒めた。

そして、高さ約70センチのウタの特大バースデーケーキが舞台袖から運ばれてくると、2人は「すご~い!、大きい!」と大喜び。巨大クラッカーが渡されると、MCの「HAPPY BIRTHDAY UTA!」という声とともに発射した。