テレビ東京は27日、都内の同局で定例社長会見を行い、石川一郎社長らが10日午後1時40分から再放送予定だったドラマ「絶メシロード season2」(金曜深夜0時52分)第7話で、誤ってseason1の第7話を放送した件について謝罪した。

石川社長は「社内の事務的なミスが引き起こしたもの」とし「非常に残念な事故。期待していた視聴者のみなさんには誠に申し訳ないことをした。あらためて放送予定だったものは別の日に放送させて頂きました。今後こういうミスが起こらないように社内の体制をあらためて点検し、きちんとした体制を構築しておりますので皆さまにそれだけ報告させて頂きます。申し訳ありませんでした」と語った。

斎藤勇総合編成局長は原因について「放送の事前スタンバイをする編成部で情報の行き違いがあったということでございます」とした。経緯として、同時期に行っていた世界卓球の放送時間が長くなることでドラマ放送が繰り下げとなり、リアルタイムで見ることのできない視聴者のために再放送を計画。通常の放送ではプロデューサーが内容確認などを行うが、再放送ということもあり確認はせず。その結果、season1のものであることに誰も気がつかずに放送してしまったという。

斎藤総合編成局長は「このようなことがないよう、編成部内での情報伝達をしっかり、業務フォローを見直す、再放送でもプロデューサーが確認する。ダブルチェック体勢でこのようなことが二度と無いようにしていく」とした。

同ドラマは映画「カメラを止めるな!」への出演などで知られる濱津隆之主演で、絶滅してしまうかもしれない絶品メシ「絶メシ」を求めて日本全国へ車中泊の旅に出るという物語。

今回のミスを受け、番組公式ツイッターには視聴者らから「テレ東さんらしい」「逆に見たかった」「すみません、テレ東ますます好きになりました」などと温かい声が多くみられたほか、出演する酒井若菜も自身のツイッターで「『まぁそんなこともあるよね…ってないわ!』とノリツッコミしたくなるハプニングが起きた模様」とし「個人的にはめちゃくちゃツボって笑いがとまらないです。絶メシが好きなかたはこういう緩さも込みで楽しんでくれそう」と心境をつづっていた。

斎藤総合編成局長は「出演者、関係者のみなさまには番組担当者からあらためて謝罪させていただいた」と明かし、酒井や視聴者らの声について「酒井さんから非常に優しいコメントを頂いておりましたが、本当に2度とあってはならないこと。そのようなコメントに甘えることもなく、スタッフ一同引き締めてやっていきます」とした。