お笑いコンビ、日本エレキテル連合の中野聡子(39)が、子宮頸(けい)がんと診断されたことを17日、所属事務所タイタンを通じて公表した。治療のため、12月に予定していた単独ライブ「日本エレキテル連合の坊っちゃん」を中止する。タイタンとは今後、業務提携の形を取ることも合わせて報告した。

中野は橋本小雪(38)とのコンビ連名でコメントを発表。「なかなかにギョッとする響きですが、本人はカラッとしておりますし、至極元気ですのでご心配なさらないでください」とした。その上でファンに向けて「そんなことよりただただ、楽しみにして下さっていた皆様、遠方よりお越し下さろうしていた皆様、関係者の皆様には申し訳ない気持ちでいっぱいです」と謝罪し「私達としては、中止というより延期という気持ちでいますので楽しみが延びたなーって思って頂ければ幸いです」と呼びかけている。

「また、それに伴い今後の生き方を考えました」と、現在の胸中も告白。「私達は今後、自分達のしたい事だけをし、エネルギッシュな人生にしたいと思っています。そこで、タイタンを退社したい旨を社長にお伝えしましたところ、私達を見捨てられないと仰って下さり、私達を最大限尊重し業務提携という形で関わっていくのはどうかという寛大なご提案をして下さいました」と経緯を明かした。続けて「このようにわがままな私達に対してありがたい事この上なしのお話ですのでよろしくお願い致しますとお返事をさせて頂きました」と、事務所の代表取締役で爆笑問題・太田光の妻、太田光代氏に感謝した。

最後は「同じ病気で苦しんでいる方も沢山いるので最大限に言葉を選んでお伝えすると大変に堅苦しく長文になってしまいましたが、一番伝えたいのは今後の活動名を“おきゃんさー”に改名しようかどうか悩んでいるということです」と冗談で締めた。

コンビは08年結成。持ちネタの「ダメよ~、ダメダメ」で、14年のユーキャン新語・流行語大賞の年間大賞を受賞している。