女優奈緒主演の日本テレビ系水曜ドラマ「ファーストペンギン」(午後10時)の最終話が7日、放送され、平均世帯視聴率が7・5%(関東地区)だったことが8日、ビデオリサーチの調べで分かった。平均個人視聴率は4・1%だった。

第1話は世帯平均8・9%、個人4・9%、第2話は世帯平均7・5%、個人4・1%、第3話は世帯平均7・1%、個人4・1%、第4話は世帯平均7・7%、個人4・3%、第5話は世帯平均7・3%、個人4・2%、第6話は世帯平均7・5%、個人4・0%、第7話は世帯平均7・0%、個人3・8%、第8話は世帯平均4・9%、個人2・6%、第9話が世帯平均7・0%、個人3・8%と推移している。

同作は23歳で2歳の息子を育てながら全く知見のない漁業の世界へ飛び込み、魚などを市場を通さず、直接消費地へ販売するシステムなどを確立した坪内知佳氏の実話がモデル。ファーストペンギンとは、臆病なペンギンの群れの中で、最初に海に飛び込む勇気ある1羽を指した言葉で、奈緒がひょんなことから港の漁師たちのボスとなり、古き慣習を打ち破って改革を進める若きシングルマザー、岩崎和佳役を演じる。脚本は「白夜行」「天皇の料理番」など多数の人気ドラマを手がけてきた森下佳子氏が手がける。

最終話では、和佳は、浜全体を外国資本に売り渡してしまったと片岡洋(堤真一)に報告。この話をなかったことにするには、浜の全船団が、波佐間成志(小西遼生)の仲介で締結した神饌(しんせん)オーガニクスとの契約を破棄しなければならないのだという。

そこで片岡は、磯田高志(吹越満)と山中篤(梶原善)らを率いて船を出し、他の船団の面々も契約を白紙に戻すよう、説得のために動きだす!