「Romanticが止まらない」などのヒット曲で知られるバンドC-C-Bのドラムでボーカルの笠浩二さん(りゅう・こうじ)が14日に脳梗塞のため熊本県内の病院で亡くなった。60歳だった。

公式サイトは「C-C-Bのメンバーでドラム・ヴォーカルを担当した笠浩二は、7月末より持病の糖尿病の療養のため入院しておりましたが、脳梗塞のため令和4年12月14日(水)18時23分に満60歳にて逝去いたしました。

ここに生前のご厚誼に深く感謝し、謹んでお知らせ申し上げます。

ご遺族の意向により、通夜ならびに葬儀につきましては、近親者のみにて執り行いましたことをご報告いたします。

また、ご弔問ならびにご弔電、ご香典、ご供物、ご供花等も、固くご辞退申し上げます。

後日、お別れの会を執り行う予定です。

詳細につきましては、改めてお知らせいたします」と報告した。

笠さんは福岡県出身。1985年(昭60)にリリースされた「Romanticが止まらない」でドラムながらボーカルを務める斬新なスタイルで一世を風靡(ふうび)し、日本レコード大賞を受賞した。近年は熊本・南阿蘇村に移住。熊本地震の際には、復興応援プロジェクトの発起人にもなるなど精力的に活動した。2016年(平28)に発売したアルバムに収録された曲「菜々」は熊本の瑞鷹酒蔵の純米酒の名前から取ったもの。「ここが立ち直れば、他の会社だって、もっと元気が出ると思う」などと話していた。