タレント小日向ゆか(25)に注目だ。昨年、初の写真集「はじメェ~まして。」(徳間書店)を発売し、売れ行きも好調。有村架純に似ていると話題の美女は、女優業とグラビアの”二刀流”に意欲を見せる。このほど、日刊スポーツの取材に応じた。

写真集会見で見せた姿と同じく、小日向は明るくハキハキしている。昨年は写真集を発売し、大飛躍の1年となった。大好きなヤギとの共演を熱望し、ヤギを軸にロケ地を探し、沖縄・宮古島で撮影した。

「昨年一番の大ニュースとしては写真集が出せて、ヤギとコラボもできたことですね。あとは、イベントを通して今まで全然会えなかったファンの方とも交流ができて『ファンの方、いたんだ』って(笑い)。今までいないと思ってたんですよ。ようやく会えて、すごく愛情を感じた年になりました」

写真集出版が決まったときはドッキリだと思い、信じなかった。グラビアは昔から見るのが大好きだったという。深田恭子や内田理央など、幅広く写真集を見てきた。

「深田恭子さんの体がめちゃくちゃ好きです。本当に『なんでこんなにエッチなんだろう?』って思いながらいつも見ています。あのボディーになりたいですけど、本当難しいんですよ。いろんな方の写真集を見させていただいてるんですけど、私の写真集は本当に自信を持って発売できると思えるほど、すごく素晴らしいすてきなものに皆さんで作り上げていただいて、本当に感謝しています」

反響は過去イチだったという。写真集には、他の人の写真集では見られないヤギのページもある。なぜ好きなのか。

「生き方が好きです。生きざまっていう感じがして、悟りを開いた感じというか。『生きていることが許されているんだぞ』っていうのが伝わってくる。ただ生きてるだけでいいんだよっていうのを表現してくれている存在で、神みたいな感じですね」

もともと芸能界に興味があり、中学生時代にはモデルのオーディションにも自分で応募した。しかし母の反対があり、地元の群馬でイベントコンパニオンのアルバイトを始めた。徐々にSNSのフォロワーも伸び、タイミングを見て上京した。上京して数年たった今、グラビアで雑誌の表紙を飾るほどに成長した。

「運が良いなーって思いながら生きています。だって、こんなことになるはずなかったんですよ。群馬でめっちゃアルバイトしてて『腰痛い』とか言って自転車こいで(笑い)。必死になって、からっ風に向かって自転車をこいで、犬と遊んで楽しいなーみたいな感じで生きてきたので、もう本当に信じられないですね。当時は想像つかないような人生になっているし、東京にこんなにいられると思ってもなかったですし。なんか本当に運がいいなって思います」

21年に写真誌「FRIDAY」でグラビアデビューした。「有村架純にそっくり!」とのキャッチコピーがつけられ、大反響を呼んだ。グラビアデビュー時から、インスタグラムのフォロワーは約20万人以上増えたという。

「ほぼ芸能界初仕事がグラビアで、めちゃくちゃ恥ずかしかったです(笑い)。もう『どこで着替えていいんだろう』みたいな、そういうところからすごい恥ずかしくて、今でも鮮明に覚えてます。有村さんに似ていると言ってくださるのは、私は大好きなのでめっちゃうれしいです。作品も拝見させていただいていますし、尊敬する方ですし、顔も大好きです」

今では女優業にも意欲を持っている。理由はグラビアで活躍しているからこその視点でもあった。

「女優さんのグラビアって、すごくステキなんですよね。表情や表現力がいいなって。『あ、こんなに違うのか』みたいに思う部分もあります。あとはこれまで舞台に出演させていただいて、誰か(役)になって演じるというのが、すごい楽しいと感じたんですよね。だからグラビアと女優、表現力が高まって、相互作用みたいに両方いい方向にいければいいなって思っています」

憧れの人物には深田、内田、広末涼子など、女優&グラビアの”二刀流”ができる女性を挙げた。今年の目標については「ヤギとの仕事をかなえて、ちゃんと働くこと。いろんな方向にお仕事の幅も広げて、お仕事の数も増やせたらいいなって思っています。私は写真とイメージが違って、ちょっと変なところもあるかもしれないですけど、ファンの方には本当にいつも感謝しいますし、元気をもらってます。なので、これからもよろしくお願いします!」と意気込んだ。

インタビュー後の撮影ー。カメラマンから、ヤギのように紙を食べているようなカットをお願いされると、テンションがマックスに。感情表現豊かな小日向の活躍に、注目だ。【佐藤勝亮】