アルピニストの野口健氏(49)が16日までにツイッターを更新。ネパールで起きた旅客機墜落事故を受け、「『明日は我が身』と感じる」と思いをつづった。 

野口氏は「ネパールの国内線は墜落事故があまりに多すぎる。山岳地帯という地形の問題もあるのでしょうが、メンテナンス、パイロットの操縦技術、管制塔など、課題は多々あるのではないかと」と、同国で墜落事故が頻発している現状に言及。自身もひんぱんに同国を訪れており、「ネパールの飛行機事故のニュースを聞く度に『明日は我が身』と感じる。だいぶ、前ですが、ルクラからカトマンズに戻ろうとルクラ空港で待っても待っても、僕らのだけがこない。少し後で判明したのは、ルクラに来る予定だったその機体が山に突っ込んでいたと。亡くなった方々が本当に気の毒でならない」と、過去の出来事を振り返った。

「ネパールで国内線に乗る度に神に祈る思い。僕の隊のシェルパたちもルクラからカトマンズに向かう飛行機に乗る時は本気で祈ると話す」と、現地の人々も国内線の事故を常日頃から心配している様子をつづり、「昨年、墜落した機体は40年以上も前のものだとか。確かネパールの飛行機はEUへの乗り入れが禁止に。EUが禁止リストに入れたのはそれなりの根拠があっての事だろう」とした。