岡本玲(31)が24日、東京・渋谷ユーロライブで行われた主演映画「茶飲友達」(2月4日公開)完成披露試写会に登壇。外山文治監督(42)から「すごい映画女優が誕生したと思いますよ」と絶賛され、笑みを浮かべた。

岡本にとって、映画への主演は08年「憐 Ren」以来15年ぶり。外山監督は「どちらかというとテレビ、舞台で活躍していますけれど、第一線に躍り出るようなすごいパフォーマンスを見せていただいた。映画女優が誕生したと思うし、立ち会えて良かった」と手放しで褒めた。

岡本はじめ33人のキャストは、667人が参加して10日間、行われたワークショップ・オーディションで選ばれた。岡本は「5つくらいの班で、2日間で外山監督の用意したテキストを、ひたすらやっていく時間。大変でした」と振り返った。

「茶飲友達」は、2013年(平25)年10月に、クラブの会員数男性1000名、女性350名、最高齢は88歳という高齢者売春クラブが、警視庁に摘発された事件に着想を得た、社会派群像劇。岡本は高齢者専門の売春クラブ「茶飲友達(ティー・フレンド)」を運営する代表の佐々木マナを演じた。「ティー・ガールズ」と名付けられた、65歳以上のコールガールたちに仕事をあっせんし、ホテルへの送迎と集金を繰り返す役どころだ。

松子役の磯西真喜(60)はじめ、シニアの女優との共演が中心だった。岡本は「年齢差を感じることがないくらい、やさしくしてくださった。若手は最初、身構えていたけんですけど、仲良くしてくださって楽しかった。うるさくして、怒られそうになったくらい…それが映画にも表れていると思う」と笑みを浮かべた。