ダンサーで俳優の生島翔(37)がプロデュース・企画を担当する日本・フィリピン共同制作映画「HUNT」(仮題)の日本ロケが快調に行われている。

昨年9月、世界に通用する映画コンテンツを作るためにフィリピンの映画会社「High Road Creatives」と生島が代表をつとめる「034productions」が契約を締結した。

ハリウッドや英BBC作品など世界で活躍する俳優平岳大(48)と、フィリピンで俳優兼ミュージシャンとして人気の高いカルロ・アキノ(37)がダブル主演している。フィリピン人のドニー・オルディアレス氏が監督を務め、世界10カ国のスタッフが集結するというインターナショナルな陣容。今月15日に日本ロケがスタートしている。

物語は、第一子誕生を控え生活が苦しいフィリピン人ヒダルゴ(アキノ)は金を稼ぐため来日。資金繰りの苦しい建設会社の社長・茂(平)と知り合い、懸賞金がかかった連続殺人犯にアプローチを試みる。生島も重要な役で出演し、ほかにワハハ本舗の柴田理恵(64)らが脇を固めている。

主演の平は「日本の俳優だと『初めまして』でも想像がつくんですが、海外の方は…。そこの緊張感というか面白みでもあるんですが、予想もつかない“パンチ”が飛んで来たりして、楽しいんですよね。それと、ハリウッドの大作と違ってキャラクター設定に口を出せるというか参加できるのはなかなかないことです。アジアのマーケットはこれから大きくなるので、その意味でも興味があります。面白さとパワーを秘めた作品です」と笑顔で話している。

生島は「今回、フィリピンの方と一緒に仕事をしてとても刺激を受けました。さらに、平さんという世界を知っている方に出演していただき、手ごたえを感じています」。公開は今秋、日本国内とフィリピンを予定。動画配信サービスでの世界展開も視野に入れている。