女優の広瀬すず(24)が10日、都内で主演映画「水は海に向かって流れる」(前田哲監督、6月9日公開)の完成披露試写会に登壇した。黒のノースリーブの衣装で登場すると、会場からは「かわいい!」と大歓声があがった。

シェアハウスを舞台に、広瀬演じる榊千紗と、高校1年生の熊沢直達(大西利空)とのときめきと感動の物語。日々を淡々と生きる26歳のОLを演じる。

これまで妹役などを演じることが多かったが、OL役を演じることについて「なんで私に話が来たのかな」と戸惑ったという。だが、「新しい挑戦になると思った」と出演のきっかけを語った。

10歳年下の直達役を演じる俳優の大西利空(16)とは8歳差。「リアリティーな距離感に苦労せず楽しく演じることができました」と笑顔を見せた。

猫を飼っていることも明かし、撮影現場では作品にも登場する猫の落ち着きに癒やされたという。

作品にちなんだ「最近ときめいたこと」という質問では、前田監督が「すず」と回答。「こんなに美しい人なんだ」と言われ誇らしげな様子で、会場からは笑いが起こる場面もあった。

最後は広瀬が「シェアハウスを舞台に1人1人が繊細な喜びや悲しみなどさまざまな感情を持ってるのですが、皆さんに寄り添ってくれると思います」と力強く締めくくった。