3月2日に66歳で亡くなったことが分かった、宗教法人「幸福の科学」の創始者で総裁の大川隆法(おおかわ・りゅうほう)さんが原作、企画を担当した映画「レット・イット・ビー~怖いものは、やはり怖い~」(奥津貴之監督)初日舞台あいさつが12日、都内で行われた。

同作には、3月12日に心臓発作のためマレーシアの病院で69歳で亡くなった、女優の津山登志子(つやま・としこ)さん(本名:鈴木登志子=すずき・としこ)が稲荷神社の高齢女性役で出演していた。関係者によると、津山さんにとって同作が遺作となったといい、そのことが舞台あいさつで説明されると、客席からは、どよめきが起きた。

青木涼が演じた主人公の心理カウンセラー神山圭治のアシスタント上野葵役を演じた山岸芽生は、津山さんとの共演シーンが多かった。「津山さんには大変、お世話になりました。クランクインが、まさに神社での重要なシーンだったので少し緊張していたんですが、たくさん話しかけてくださり、控室でご一緒した時は、滑舌や発生の練習をやってくださった。演技で対峙(たいじ)させていただき、貴重な機会を心から感謝しています」と感謝した。