菅田将暉(30)が13日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで行われた映画「銀河鉄道の父」(成島出監督、5月5日公開)公開記念御礼舞台あいさつで、劇中で演じた詩人の宮沢賢治の筆跡を忠実に再現したことがこだわりだと、胸を張った。

菅田は撮影中にこだわったことについて聞かれ「宮沢賢治なんで、書き物がたくさん出てくるんですけど…劇中で映っているヤツは、ほとんど自分で」と明かした。父・政次郎を演じた主演の役所広司(67)から「自分で書いたの?」と聞かれると「書きましたね。メチャクチャ模写しました。もし、この映画がDVDになって皆さんに買っていただいたあかつきには、DVDを見て一時停止した宮沢賢治の文字と、宮沢賢治記念館に行った時の文字を、ぜひ見て欲しい」と力説。「結構、寄せつつも自分なりの文字で全部…そこに結構、こだわりました。マネもしましたし…ペンの練習ですね。今のペンと違うので。独特の丸みを帯びた字が印象的なので」とアピールした。

また、菅田は「反響が大きくて。普段、映画の感想を言わないような友だちが『面白かった』『泣いちゃったよ』と。うれしいですし」と、映画を見た周囲の感想についても触れた。さらに「うちの家族が、完全に森七菜ファンになった。『森さんが、森さんが…』としかいう感想しかない」と、家族が賢治の妹トシを演じた森七菜(21)推しと化していると明かした。それを聞いた、森は「しめしめ…まさか菅田さんのご家族が」と目を細めて喜んだ。