昨年、芸道60周年を迎え、今月には新曲「つむじ風」を発売した演歌歌手北島三郎(86)が29日、東京・中野サンプラザで「さよなら中野サンプラザ!令和歌の祭典2023~日本列島!演歌は生活の~」に出演した。ほか、鳥羽一郎、山川豊、里見浩太朗、二葉百合子ら15組が出演。ファン1600人が声援を送った。

北島は演歌トークも繰り広げ「アメリカにはジャズが、フランスにはシャンソンがある。日本はやはり演歌ですね。演歌は日本人の生活を歌っている。でも、失恋するとどうして北国に向かうんだろう」と会場を笑わせた。

北島は、二葉とともに「栄枯盛衰」を歌唱し、ラストには出演者全員とともに代表曲「まつり」を歌い上げた。中野サンプラザは7月2日に閉館。28年ごろ、7000人収容の大規模ホールに生まれ変わる。